インフルエンザ・コロナ感染予測と対策について 2024-2025
2024年12月15日
こんにちは、街のクリニック立川・村山です。
2024年も残すところわずかとなりました。年末年始は人の移動が増え、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が懸念される時期です。
2025年にかけての感染状況はどうなるのか、予測と合わせて対策について考えてみましょう。
インフルエンザとコロナの感染予測
インフルエンザ
過去の流行パターンから、例年12月頃から増加し始め、1~3月にピークを迎えると予想されます。 2023年は、全国的にインフルエンザの流行開始が早く、11月にはすでに警報レベルに達した地域もありました(国立感染症研究所)。 2024年も同様の傾向が見られる可能性があるものの、出足は例年より鈍いです。 昨年まではインフルエンザの流行は抑制されていました。そのため、免疫を持つ人が少なく、今年も大規模な流行となる可能性があります。
特に、乳幼児や高齢者は重症化リスクが高いため注意が必要です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
新型コロナウイルスは、変異を繰り返しながら流行を続けています。
今年は大きな流行はないものの、年間を通して感染者は確認されています。 とくに冬場は、空気が乾燥し、屋内での活動が増えるため、感染拡大しやすい傾向があります。 今後の感染状況は、新たな変異株の出現やワクチンの効果などによって左右されます。 新たな変異株の出現により、感染力や病原性が変化する可能性があります。 ワクチン接種率の低下や免疫の低下により、感染拡大のリスクが高まる可能性があります。
自分でできる対策
年末年始を健康に過ごすために、自身でできる対策を実施しましょう。
- 基本的な感染対策の徹底 手洗い: こまめな手洗いは、インフルエンザやCOVID-19を含む多くの感染症予防に効果的です。 マスク着用: 咳エチケットとして、状況に応じてマスクを着用しましょう。 換気: 室内では定期的に換気をし、空気の流れを作りましょう。 「3密」の回避: 密集、密接、密閉の「3密」を避け、人との距離を確保しましょう。
- ワクチン接種 インフルエンザワクチン: 流行前に接種することで、発症予防や重症化予防に効果が期待できます。 新型コロナワクチン: 最新のワクチン接種状況を確認し、必要に応じて接種しましょう。
- 早期受診 インフルエンザやCOVID-19の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 特に、高齢者や基礎疾患のある方は、重症化リスクが高いため注意が必要です。
- 正しい情報の取得 インフルエンザやCOVID-19に関する正しい情報を得るように心がけましょう。今回、参考にした公的なWEBサイトのリンクが最後にありますので、ぜひ参照してみてください。
地域ぐるみで感染対策を徹底し、健康で安全な年末年始を迎えましょう。
街のクリニック立川・村山